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【家づくりノートの作り方】実際に作成したノートを見ながら解説【テンプレあり】

家づくりノートのアイキャッチ
こんな方に向けて書きました!
  • 家づくりで失敗したくない
  • 家づくりノートを作る意味が知りたい
  • 家づくりノートの上手な作り方を知りたい
りょう

本業では住宅営業をしている私が自作ノートを交えて解説します!

家づくりノートを作ることは、後悔しない家づくりの基本。住み始めてから失敗に気づいても、もう手遅れです。

この記事で解説している『家づくりノートの作り方』を実践して、家づくり中に羅針盤となってくれるノートを完成させましょう。羅針盤を基にブレない家づくりをすることで、住み始めてからの後悔もなくなります。

家づくりノートとは

家づくりノートとは?

新しい家に住む人みんなの

  • 新しい家で叶えたいこと
  • どんな見た目の家にしたいか
  • どんな設備がある家が良いか
  • どんな機能がある家が良いか

を詰め込んで可視化できるようにしたノート。

家づくりノートは住宅会社との打合せや、家族会議で常に持ち歩いて欲しいツール。持ち運べる形が理想なので、方眼A5ノートGoodNotes5などの無料ノートアプリで作成することがオススメです。

りょう

私は、iPadでもiPhoneでも見返せるようGoodNotes5を利用しました!

このノートにみんなの想いを文字とイメージ写真、スケッチなどでまとめます。このノートをしっかり作り込むことで家づくりの指針となり、迷いと後悔のない家づくりができます。

家づくりノートを作るメリット

家づくりの羅針盤となる家づくりノートを完成させることができれば、下記のようなメリットが生まれます。

家づくりノートのメリット
  • 家族みんなの意見を共有できる
  • 想いを整理でき、イメージが明確になる
  • 新たなアイディアが生まれる
  • 家づくりに迷いがなくなる
  • 住宅会社に正確な要望を伝えられる
  • 後悔のない家づくりができる

正直、家づくりノートを作り込むのは時間がかかるしめんどくさいです。でも、『めんどくさい』という理由だけで長く住む予定の家を適当に考えるのはNG

りょう

後悔する家づくりになってしまいます。

ガッチリ作り込むことに自身がない方は、『とりあえず考えをまとめる』という軽い気持ちで作っていくと良いです!

家づくりノートの作り方【テンプレートあり】

家づくりノートは、家づくり中に見返してすぐ理解できる書き方にするべきです。そのためには書く内容と順番が大切。

ここでは書いて欲しい順に、書くべき内容を解説します。

① 家族構成とそれぞれの趣味

ノートにまず書くべき内容は、下記の通り。

書く内容(テンプレ) 書く理由
1.家族構成 必要な部屋が分かる
2.将来その家に住む予定の人 将来必要な部屋が分かる
3.それぞれの趣味や習い事 必要な収納やスペースが分かる
4.それぞれの平日と休日の過ごし方 部屋の配置に影響する
5.それぞれの生活パターン 夜勤等ある場合、寝室の配置などに関わる
6.来客ペース 多い場合は客間があるとストレスフリー

これらを整理することで、間取りを作成する際のヒントやアイディアが生まれます。

実際のノートに書くと下記のようになります。

家族構成ノート
GoodNotes5にて作成

ノートにはたくさんの情報を記載したほうが後々役立ちます。書くか迷ったことは、全て書いてください!

② 今の家に対する不満

ここでノートに書く内容は、下記の通り。

書く内容(テンプレ) 書く理由
1.今の家に対する不満 次の家へのアイディアになる

今の家に対する不満や、『こうだったらもっと良いのにな』ということを思いつく限り書いてください。

今の家の不満ノート
GoodNotes5にて作成

今の家の不満は、新しい家で快適に過ごすための良い材料です。不満が自分達の希望を作り出す基になるので、できるだけたくさん書きましょう!

③ 予算

次にノートへ記載する内容は、予算に関することです。

書く内容(テンプレ) 書く理由
1.世帯年収 融資額の話をする際、知っておくほうが良い
2.毎月家に支払える金額 返済できる範囲内で借りられる金額が分かる

これらの内容は、住宅会社と予算の話になった際に役立ちます。特に、毎月家に支払える金額を把握しておくことは大事。借りられる最大の金額ではなく、今後返済していける金額で融資を受けることが大切だからです。

GoodNotes5にて作成

毎月家に支払える金額は、光熱費を含んだ金額で予定しましょう。住宅会社と予算の打合せをする際は『光熱費がいくら程度かかる家なのか』確認してこのページに追記しておくと、さらに分かりやすいノートが作成できます。

光熱費は家の間取り、性能、設備、太陽光や蓄電池の導入有無で変化します。設備や太陽光などは、初期費用を左右する項目。初期費用を含めた資金計画をするためにも、光熱費を含めて毎月家に支払える金額を検討しましょう。

④ スケジュール

ここでは、家づくりのスケジュールを立てます。

書く内容(テンプレ) 書く理由
1.スケジュール(入居したい日) 家づくりを始めるタイミングが分かる

スケジュールは、入居したい日から逆算します。家づくりにかかる期間は私が作成した下記ノートを参考にしてください。

GoodNotes5にて作成

入居から逆算すると、遅くても10ヶ月前から動くべきことが分かりますね。上のノートのように、入居から逆算して月を入れていくと家づくりをスタートすべきタイミングが分かりやすいです。

住宅会社によっては着工待ちがあったり、工期が長いことがあります。できるだけ早めに動き始めるほうが安心です。

⑤ デザイン、テイスト

ここでは外観、内観ともに好きなテイストを貼り付けていきます。先に叶えたいイメージを決めておくことで、場当たりの決定で失敗することを防げます。

家のテイストを決めるのは一番楽しい部分ですが、家族で意見が分かれる部分でもあります。できるだけ写真を用いて、みんなで話し合いながら決めていきましょう。

外観

候補はたくさんある方が良いですが、最終的には2パターン以内に絞りましょう。ここが定まっていないと住宅会社を決定出来ないし、住宅会社との打合せも進みません。

書く内容(テンプレ) 書く理由
1.好みの外観写真(複数枚でも良い) 住宅会社に好みを伝えやすい
2.その写真のどこが好きか 具体性があれば再現しやすい
3.好きな外観色 より好みな外観を提案してもらえるかも
4.好きな外観形状 より好みな外観を提案してもらえるかも 
5.使いたい材料(あれば) 気に入ったものを忘れないため

下記のように写真を貼り付け、具体的に何が気に入っているのか書き込むと想いを共有しやすいです。

外観デザインノート
GoodNotes5にて作成

使いたい材料は不明な場合も多いと思います。最低限、叶えたい外観に類似した画像を用意しておけば打合せで想いを伝えやすいでしょう。

好みの画像を探すためのツールは後ほど紹介します。すぐ知りたい方は→コチラ

内観

内観は、できれば部屋ごとにイメージ写真があると打合せがしやすいです。

書く内容(テンプレ) 書く理由
1.好みの内観写真 住宅会社に好みを伝えやすい
2.その写真のどこが好きか 具体性があれば再現しやすい
3.天井、壁、床の好きな色 書き出すことでイメージをまとめられる
4.各部屋ごとの雰囲気 後から迷わないようにするため
5.使いたい材料の写真があれば 決まっていれば話が早い

下記を参考にしてください。

内観デザインノート
GoodNotes5にて作成

デザイン、テイストはまとまりが大事です。

  • 使っている材料
  • スイッチ
  • 空間の使い方

など、細部に渡るまでメモしておきましょう。写真を引用した住宅会社や建築士の名前もメモしておくことで、後で類似したテイストの家を検索しやすくなります。

⑥ 間取り

家づくりの中でもメインと言えるのが、間取り。ここでの失敗は絶対に避けたいです。

  1. 欲しい部屋を書き出す
  2. ゾーニングする
  3. 間取りを描く

②ゾーニングまでは必ずしてください。③間取りを描くは、興味がある人以外しなくて良いです。順番に方法を解説していきます。

欲しい部屋

家族みんなで話し合い、必要な部屋を書き出しましょう。必要か迷う部屋は一旦書き出し、優先順位をつけると良いです。優先順位が低い部屋は、予算や家の大きさに応じて減らすという対応を取ります。

書く内容(テンプレ) 書く理由
欲しい部屋 後悔しない間取りを作成するため

下記のように、1Fと2Fで分けて書くと分かりやすいです。話し合いの末不要になった部屋は、横線で消しておくと良いです。

間取りノート
GoodNotes5にて作成

ゾーニング

ゾーニングとは、部屋の配置や部屋同士のつながりを計画することです。

下記、私が作成したゾーニングです。

ゾーニングノート
GoodNotes5にて作成

土地が決まっていれば、東西南北と形状を意識したゾーニングも可能です。しかし現実的にそのレベルのゾーニングはレベルが高くて素人には難しいです。

従って、必要な部屋を書き出し、繋がっていてほしい部屋同士を線で繋ぎましょう。これを設計士に見せれば、プロが形にしてくれます。

間取り図(したい方のみ)

間取りは

  • 土地形状
  • 周辺環境
  • 外観

など、複雑に絡み合った事情を考慮しなければなりません。素人が作成しても光が入らない家だったり、外観がダサい家に仕上がってしまいます。

とはいえ、間取り図を描くのは結構楽しいです。完璧な図面を描かなければならないわけではないので、遊び感覚で描いてみても良いですね。

簡易図面ノート
GoodNotes5にて作成

記事の冒頭で方眼紙ノートをオススメしたのは、この間取り図が描きやすいからです。8つのマスで1畳と仮定して描くと、きれいに描くことが出来ます。

⑦ 設備

設備は一般的に

  • キッチン
  • お風呂
  • 洗面台
  • トイレ

のことを言います。こだわりがない方は特に記入せず、住宅会社の標準のままでも良いです。

書く内容(テンプレ) 記入例
採用したいキッチン キッチンハウス製のキッチン・海外製食洗機
採用したいお風呂 TOTO製シンラ
採用したい洗面台 MARGIN CABINETの洗面台
採用したいトイレ TOTO製ネオレストNX
その他採用したい小物 真鍮製のペーパーホルダー

こだわりのある方は、気に入った商品をノートにまとめておきましょう。ペーパーホルダーやタオル掛けも同時にチェックしておくと、よりこだわりがつまったお家づくりができます!

設備ノート
GoodNotes5にて作成

⑧ 性能

家の性能については、ピンと来ない人もいると思います。この欄はあえて白紙にしておき、訪ねる住宅会社の性能値をメモしていくのもアリです。比較表にするのも楽しいかもしれません。

比較表にする場合は、下記のことを確認しましょう。

  • Q値
  • Ua値
  • C値
  • 耐震等級

公表値がない場合でも、直近の家の数値は教えてもらえるはずです。最初から記入する場合は下記を参考にしてください。

書く内容(テンプレ) 記入例
希望する性能値 UA値0.46以下・C値1以下
希望する窓の性能 内外樹脂サッシ・ペアガラス
耐震等級 耐震等級3を認定取得
換気・空調設備 全館空調が良い

ちなみに私が記入したノートはこちら。

性能ノート
GoodNotes5にて作成

最低限欲しい性能値と欲しい設備に関して記入しました。

ノート作りにオススメのツール

ノートに要望を書くためにはある程度の知識がある方が良いし、画像を引用するには何かしらツールが必要ですよね。

  • 家のデザインやテイスト → アプリ
  • 間取りや必要な部屋 → 本

という形で学ぶのがオススメです。ここでは私がオススメするツールを紹介します。

デザインを学ぶためにオススメのアプリ2選

デザインを学び、ノートに引用するからには質の良い施工実例を見なければなりません。Instagramやグーグル検索も悪くはないですが、正直イケてない実例も溢れかえっています。

ここでは、洗練されたデザインだけが見られるアプリを2つ紹介します。どちらも無料で使えます。

おすすめアプリ①【houzz】

houzz → iPhone用アプリ

houzz → Android用アプリ

このアプリは住宅会社や設計事務所が施工した建物のみを見ることができます。つまり洗練された建物ばかりなので、どれも参考になります。

houzzアプリ
houzzアプリより引用

特集記事では、マイホームを建築する際に役立つ情報を専門家が発信しています。中でも、2022年外観人気ランキングは家の外観を考える際にとても役立つはず。ここでしか見られない情報もあるので、是非ダウンロードしておいて欲しいアプリです。

おすすめアプリ②【homify】

homify → iPhoneアプリ

homify → Androidアプリ

homifyもhouzz同様、施工実例や特集記事をプロが発信しています。

homifyアプリ
homifyアプリより引用

施工実例に関してはhouzzより見やすい印象で、真似したいデザインがたくさん出てきます。特集記事も役立つコラムばかりなので、houzzと合わせてダウンロードすることをオススメします。

InstagramやPinterestの使い方

InstagramやPinterestはすでに家を建てた方が発信してくれています。これらのアプリはデザインより、収納アイディアや使用商品を参考にすることに向いています。

  • デザイン → プロに学ぶ
  • 収納アイディアや商品 → 実際に住んでいる人から学ぶ

というのが個人的にオススメです!

間取りを学ぶためにオススメの本3選

本は読みだすとキリがないですが、とりあえずここで紹介する3冊は目を通して見てほしいです。間取りの参考になるし、プロの家に対する考え方を知ることができます。

オススメの本①【住まいの解剖図鑑】


建築を学ぶ方向けの本ですが、マイホームを計画中の方にもオススメ。

  • 部屋ごとに必要なスペース
  • 駐車場スペースの取り方
  • 家具配置の知識

など、知っていれば得する知識が書いてあります。自分自身に知識が身につけば、ノートに落とし込むイメージがより正確になります。

オススメの本②【片付けの解剖図鑑】


住まいの解剖図鑑の続編です。

  • 掃除機の収納スペース
  • ふとんの収納スペース
  • ゴミ置き場

など、収納スペースに役立つ知識が書いてあります。よくある収納形状は間違っていることに気付きます。

収納スペースって適当に計画してしまう方が多いですが、この本を読めば『収納スペースこそしっかり考えるべき』と思うようになります。

オススメの本③【伊礼智の『小さな家』70のレシピ】

コンパクトな住宅を設計するのが得意な建築家の伊礼智氏が書いた本。

天井は高く、部屋は明るく。そしてできるだけ広く。これが昨今の家づくりにおける正義として認識されています。Instagramで見る発信もほぼ、この考え方。しかし、伊礼智氏は違います。

  • 天井高は必要最低限
  • 明かりは必要な部分に必要なだけ
  • 広さよりも質

この本を読めば、上記の考え方の意味がわかります。この人の意見が正義とは言いませんが、こういう考え方もあると知ることで幅広い考えを持つことができます。

窓のとり方や照明の配置についても、勉強になる本です。

【まとめ】家づくりノートで後悔しない家づくりを

家づくりノートに書き込むことをまとめました。

家づくりノートに書くこと
  1. 家族構成とそれぞれの趣味
  2. 今の家に対する不満
  3. 予算
  4. スケジュール
  5. デザイン、テイスト
  6. 間取り
  7. 設備
  8. 性能

家づくりノートを作るだけで、自分たちの意見や考え方がまとまります。そして完成したノートは住宅会社へイメージを伝えるのにとても役立ちます。

ですから、作り込んだノートは打合せに必ず毎回持参してください。打合せ時も気付いたことはどんどん書き込み、記録書として活用することもオススメです。

そうしていくことでさらに考えと情報がまとまり、失敗しない家づくりを手助けしてくれます。

A5ノートで作成する場合

家づくりノートをA5ノートで作成する場合は、住宅会社に資料請求することもオススメです。資料請求をするといろんなデザインの家が載っていて、参考になるからです。気に入った写真は切り貼りしてノートに貼り付ければ、いつでも打合せ中に確認することが出来ます。

りょう

家づくりの注意事項が分かる冊子を配ってくれている会社もあり、それも参考になります!

ただ、資料請求はデメリットもあるので気になる人は下記の記事も読んでください。

タウンライフのアイキャッチ
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それでは、良い家づくりを!

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